一般財団法人環境イノベーション情報機構
岩手県内の公共用水域における放射性物質モニタリング 平成24年9月分の測定結果公表
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.11.09 【情報源】環境省/2012.11.09 発表
環境省は、平成24年11月9日、岩手県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの9月3日〜9月5日採取分の測定結果について、とりまとまめ公表した。今回の調査では、岩手県内の公共用水域における環境基準点等14地点(河川:14地点)の水質・底質の放射性物質濃度(放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。
結果概要は以下のとおり。
(※は前回(6月)測定結果)
[1]水質(検出下限値:1Bq/L)
・放射性セシウム(Cs134+Cs137):全地点において不検出
(※全地点において不検出)
<参考>
食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)
(平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)
放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg
水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)
(平成24年3月5日付け健水発0305第1号厚生労働省健康局水道課長通知)
放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg
[2]底質 (検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
Cs134+Cs137:40 〜 400Bq/kg(乾泥)
(※51 〜 380Bq/kg(乾泥))
[3]周辺環境
Cs134+Cs137:220 〜 2,600Bq/kg(乾)
(※70 〜 2,160Bq/kg(乾))
空間線量:0.07 〜 0.27μSv/h
環境省では、今後も、福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川、湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施することとしている。
【環境省】