一般財団法人環境イノベーション情報機構
ブリヂストン、今夏の使用電力量削減活動で目標を上回る2010年比28%削減を達成
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.11.01 【情報源】企業/2012.10.29 発表
ブリヂストンは、今夏の政府の節電要請期間(7月2日〜9月7日)中に実施した使用電力量削減活動で、グループが保有する31カ所の契約電力500kW以上の事業所(大口需要家)がある全電力会社の地域で取り組みを行い、その結果、社内目標に掲げた2010年同期比の最大使用電力(ピーク時使用電力)に対して20%削減を上回る28%削減を達成した。グループの大口需要家は、東京電力地域に12カ所、中部電力地域に5カ所、北陸電力と関西電力地域に1カ所ずつ、中国電力地域に4カ所、九州電力地域に8カ所あり、最大使用電力は計158MW(15万8000kW)だった。2010年同期の平日午前9時〜午後8時と比べて28%の削減にあたり、2011年夏の節電活動に続き、連続で電力削減に貢献した。
大口需要家の事業所では、自家発電のフル活用や省エネ型設備への置き換え、消費電力の「見える化」システムの全国展開などを実施。海外工場も含めた生産稼働の平準化や、昼間の生産の一部夜間シフトも功を奏した。大口需要家以外に保有する1178事業所は、トータルの電力使用量を2010年同期比15%削減の目標を立て、20%削減した。
さらに、グループ従業員を対象に、ネットワークを活用した教育で家庭での節電を呼び掛けたところ、1万1569人が賛同して活動に参加した。楽しんで節電する方法などを紹介した節電情報サイトを開設し、啓発も行った。ブリヂストンは、今夏の節電で得た枠組みや技術などの成果を海外の事業所でも展開し、国内外で環境活動を進める。【ブリヂストン(株)】