一般財団法人環境イノベーション情報機構
LIXIL、環境省から「エコ・ファースト企業」に認定、環境保全活動の目標を宣言
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.11.01 【情報源】企業/2012.10.30 発表
LIXILと子会社は、環境の先進的な取り組みで業界をリードしていると環境省が認める「エコ・ファースト制度」で同省から「エコ・ファースト企業」に認定された。環境保全活動に関する目標「エコ・ファーストの約束」を環境相に宣言した。CO2を削減する製品・サービスの提供や、低炭素、資源循環、自然共生につながる事業運営を掲げた。エコ・ファーストの約束でLIXILは、高性能な断熱サッシ・ドア、節電・節湯機能を高めた製品開発・販売でCO2排出量削減に貢献し、2015年度までに2010年度比で2倍にする、とした。事業活動では、調達・製造から廃棄までのエネルギー消費を最小限にして低炭素化を進め、2020年度の国内事業所のCO2排出量で1990年度比60%削減を目指す。
資源循環については、廃棄製品に含まれる金属原料の高度選別技術の実用化を進め、原材料に占めるリサイクル原料の比率をさらに高めるほか、住宅リフォーム廃材を再資源化する事業を東北地区でも2012年度に始める。自然共生では、木質材料調達量の中で認証材、国産材と木質端材・廃材を原料にした加工材の比率を2015年度までに80%にする。
さらに、製造拠点がある地域の生物多様性と森林の保全を目的に、社員と家族が近隣住民や地方自治体などと森林整備や間伐、植樹などを行う活動を推進。2015年までに新規拠点を加える。エコ・ファースト企業は2008年4月に始まり、業界を代表する企業が環境相と環境保全の約束をしている。LIXILが加わったことで認定企業は41社になった。【(株)LIXIL】