一般財団法人環境イノベーション情報機構
栃木県小山市 「ふゆみずたんぼ」初収穫 環境にやさしいコメづくり
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2012.11.01 【情報源】地方自治体/2012.10.15 発表
小山市が環境にやさしい農法の確立を目指して実験している「ふゆみずたんぼ」の初収穫が市内9カ所の水田で行われた。今年7月に渡良瀬遊水地がラムサール条約に登録されたことから、収穫したコメは「ラムサールふゆみずたんぼ米」と名付けられた。市は農薬と化学肥料を使わないブランド米に育てようと、この冬も実験を継続していく。
「ふゆみずたんぼ」は、収穫を終えた水田に春まで水を張り、微生物や藻を発生させる。そうすることでイトミミズやユスリカなどが集まり、「トロトロ層」といわれる抑草効果のある層ができ、農薬や化学肥料に頼らないコメづくりが可能になる。
豊かな生物環境が鳥のエサ場にもなることから、市が2010年から進めているコウノトリ・トキが集まるまちづくりの推進も期待されている。 環境課 TEL:0285-22-9286 【栃木県小山市】