長野県　県「山の日」の協力求める　イオン、山岳保全費を寄付

【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2012.10.31 【情報源】地方自治体／2012.09.28 発表

　長野県は、包括連携協定を結んでいるイオンから、山岳環境の保全活動費として89万7212円を寄付された。日本アルプスや八ケ岳など多くの山岳を抱えている県内では、生態系保全や登山道整備などハード、ソフト両面での環境保全の取り組みが欠かせない。寄付金を受け取った阿部守一知事は「県にとって山岳は将来に引継ぐべき重要な財産」とした上で、機運が出ている「山の日」制定に向け、同社にも協力を呼びかけた。
　寄付は、同社が発行する地域版電子マネー「信州アルプスWAONカード」を利用して支払われた金額の0.1％に相当する額。昨年4月から発行された同カードは約1万5000枚に達し、県内のイオングループ22店舗をはじめ買い物などの決済に利用されている。同社は、全国で同様のご当地カードを約70種類発行し、利用額の一部を該当する地方自治体に寄付して地域の振興などに貢献しているが、山岳環境の保全を目的とした寄付の仕組みは全国でも長野県だけだという。　観光部観光企画課　TEL：026-235-7247　【長野県】