一般財団法人環境イノベーション情報機構
ミサワホーム、国内のグループ4拠点の施設屋根面に大規模太陽光発電設備を設置
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.10.29 【情報源】企業/2012.10.25 発表
ミサワホームは、国内グループの部材工場、物流センターなど4カ所の拠点の施設屋根面に大規模太陽光発電設備を設置する。設備容量は計約3600kW(3.6MW)となり、発電した電力は、7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用し、全量を電力会社に売電する。投資額は合わせて約11億円。2012年度下期から順次、取り付ける。太陽光発電設備を導入するのは、沼田工場(群馬県沼田市)、福岡工場(福岡県鞍手町)、関東物流センター(千葉県野田市)、販売・施工会社のミサワホーム静岡(静岡市駿河区)の社屋。設備容量はそれぞれ、545kW、1999kW、998kW、49kWで計3591kWとなり、計約360万kWhの年間発電量を予想し、年間約1億4000万円の売電収入を見込んでいる。
設置する4カ所の太陽光発電設備によって、一般家庭約350世帯分の年間CO2排出量に相当する年間約1100tのCO2排出を削減できる。太陽光発電設備に関する設計・施工・運営管理は、グループの生産子会社、テクノエフアンドシーに委託する。各拠点の太陽光発電設備設置には、ミサワホームが推進する環境配慮技術を広くアピールする狙いもある。
ミサワホームは、電気代を差し引きゼロにするゼロ・エネルギー住宅や、建築から廃棄までのライフサイクルでCO2がマイナスになる住宅を商品化しているほか、「国内クレジット制度」を活用した住宅オーナー参加型の太陽光発電によるCO2排出削減事業にも取り組んでいる。各拠点への太陽光発電設備設置を機に、環境への取り組みを加速させる。【ミサワホーム(株)】