一般財団法人環境イノベーション情報機構
ホンダ、HVの世界累計販売台数100万台を達成、初代「インサイト」から12年11カ月
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.10.17 【情報源】企業/2012.10.15 発表
ホンダは、9月末時点でハイブリッド車(HV)の世界累計販売台数が100万台を超えた。初代「インサイト」を日本で1999年11月に発売してから12年11カ月での達成となる。独自のハイブリッドシステム「IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)」搭載車のラインアップを拡充し、現在は8モデルのHVを約50カ国で展開している。初代インサイトに続いてホンダは、2001年12月に小型車「シビックハイブリッド」の販売を始め、2004年12月には北米市場に中型車「アコードハイブリッド」を投入。2005年4月に10万台、2007年5月に20万台となった。2009年2月には2代目「インサイト」を発売して同年8月に40万台を達成した。その後2010年から、車種拡大を加速した。
2010年2月にスポーツタイプHV「CR-Z」、10月に小型車「フィットハイブリッド」を発売し、12月に60万台に到達。2011年は、6月に小型ワゴン「フィットシャトルハイブリッド」、10月にミニバン型小型車「フリードハイブリッド」とトールワゴン型小型車「フリードスパイクハイブリッド」の販売を日本で始め、12月に80万台になった。
2012年に入ってからは、5月に海外で初めて米国でHVの生産を開始し、高級車「アキュラILXハイブリッド」を米国とカナダで発売した。7月にはタイでHVの生産を始め、2012年中にマレーシアでも予定し、アジア市場に提供する。今後は、IMAを進化させるほか、新たなモーターシステムを採用したHVの展開を図り、HVの一層の普及を目指す。【本田技研工業(株)】