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環境ニュース[国内]

ミサワホーム、静岡の新社屋を独自の木質接着複合パネルによる木造建築物で建設

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.15 【情報源】企業/2012.10.11 発表

 ミサワホームは、静岡県でミサワホームの販売・施工を手掛けるミサワホーム静岡の新社屋(静岡市駿河区)を、独自の木質接着複合パネルを採用した木造建築物で建設する。10月15日に着工し、2013年6月の完成を予定する。新社屋建設は、再生産可能な循環資源の木材利用を推進する国土交通省の2011年度「木のまち整備促進事業」に採択された。

 ミサワホーム静岡の新社屋は3階建て、延べ床面積2894.93m2。木質接着複合パネルを使い、柱とはりで骨組みを造って接合部をつなぐラーメン構造を採用した「FWS(フューチャー・ウッド・システム)」と呼ぶ独自構法で建てる。FWS構法は、高強度の木質接着複合パネルを活用して大型・高層の木造建築物を実現する方法で、開発を進めている。

 新社屋は、木質接着複合パネルを箱の形状に組んだ強固な柱やはりを構造材に使った新しいラーメン構造となり、柱とはりは現場で容易に接合できる。1階を壁がなく柱だけの空間(ピロティ)にし、2階に商談スペースを中心に最新の住設機器の実物展示コーナーを設け、3階はオフィススペース。屋上には約50kWの太陽光発電システムを設置する。

 建築物への木材の積極活用が求められ、2010年には公共建築物での木材の利用促進に関する法律が施行された。木のまち整備促進事業は、木材を大量使用する大規模な木造建築物の建設を補助する制度。ミサワホームは、静岡の新社屋建設を通してFWS構法の検証を進め、今後、学校、店舗、共同住宅などの大規模木造建築物に取り組み、事業拡大を目指す。【ミサワホーム(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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