一般財団法人環境イノベーション情報機構
ヤマトホールディングス、環境保護活動の総称を「ネコロジー」と定めて広く紹介
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.10.12 【情報源】企業/2012.10.09 発表
ヤマト運輸を中核にしたヤマトホールディングスは、グループの環境保護活動の総称を「ネコロジー」と定めて推進し、環境に配慮した物流の仕組みづくりを進める。車両を使って事業を行うグループとして、資源を大切にするとともに環境に悪影響を与えない活動を最優先テーマに位置付けている。取り組みを広く紹介する専用サイト( http://www.yamato-hd.co.jp/csr/necology/ )を新設した。ネコロジーは、グループのトレードマーク「クロネコ」の「ネコ」と、「エコロジー」を組み合わせたもの。(1)グループの社員は常に環境保護の意識を持って業務を行う(2)物流の「包む」「運ぶ」「届ける」だけでなく、さまざまな事業で徹底的に環境に配慮し、環境にやさしい物流の仕組みを築く(3)常に環境にやさしいサービスを考え続ける──を柱に掲げた。
専用サイトは、ステークホルダーにネコロジーへの理解を促すことを目的に開設。「包む」「はこぶ」「届く」「減らす」「リサイクル」「伝える」「つくる」の7つのテーマに沿い、具体的な活動を取り上げた。包むでは繰り返し使える包装資材、はこぶは人が運ぶCO2排出のない台車や100台の電気自動車導入、輸送手段の鉄道、船へのシフトなどを紹介した。
減らすでは、オフィスのLED(発光ダイオード)への転換や、蛍光灯を減らしても明るさを維持する高効率反射板を採用した倉庫、移動によるCO2排出をなくすテレビ会議システムをアピール。リサイクルは制服の車の内装部品への再利用、つくるは、営業所の屋根への太陽光パネル設置と、発電電力による実験車のバッテリー充電などについて伝えている。【ヤマトホールディングス(株)】