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環境ニュース[国内]

花王、環境配慮型の配送センター「厚木ロジスティクスセンター」を神奈川に建設

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.10.10 【情報源】企業/2012.10.03 発表

 花王は、環境配慮型の配送センター「花王厚木ロジスティクスセンター」を神奈川県愛川町に建設する。省電力、省資源、熱負荷抑制など、環境負荷を低減するさまざまな取り組みを実施することで、同県が進める「建築物温暖化対策計画書制度(CASBEEかながわ)」の「Aランク」を取得した。2013年10月の稼働開始を予定する。

 花王厚木ロジスティクスセンターは、愛川町の工業専用地域に約70億円を投資して造る。5階建てで延べ床面積は3万3000m2となる。外装断熱や遮熱舗装、雨水の再利用、節水機器、LED(発光ダイオード)照明などを導入する。太陽光発電設備の設置も計画し、花王の従来の施設と比較して年間100t以上のCO2排出削減を目指している。

 CASBEEかながわは、大規模建築物の新築や増改築を実施する建築主に対し、温暖化やヒートアイランド対策とその評価などを記載した計画書の提出を義務付け、県が概要を公表する制度。室内、敷地内外の環境やエネルギー、資源の使用状況などが総合評価され、花王厚木ロジスティクスセンターは、最高の「S」に次ぐ「A」と評価された。

 花王厚木ロジスティクスセンターは、カネボウ化粧品との統合による戦略的物流拠点再編の集大成となり、化粧品を中心に全国の地区物流センターへの商品供給と、神奈川県内店舗への配送機能の役割を持つ。最新の物流機器を採用し、在庫から商品を選び出す作業を簡素化して負荷を軽減。入出庫作業を自動化するなど、効率を高める。【花王(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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