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環境ニュース[国内]

京セラ、中央アジア・タジキスタンの病院に同国最大の太陽光発電システムを供給

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.10.09 【情報源】企業/2012.10.04 発表

 京セラは、中央アジアに位置するタジキスタンの首都、ドゥシャンベ市の病院に同国で最大容量となる太陽光発電システムを、丸紅の100%子会社でプラント機器販売の丸紅プロテックスとともに供給した。政府開発援助ODA)案件として、同国のエネルギー資源の多様化と発電能力の向上などを支援する。

 ドゥシャンベ市の国立病院に120kW、産科婦人科研究所に40KWの太陽光発電システムを設置した。計160kWはタジキスタンで最大となり、1枚あたり210Wの太陽電池モジュールを合わせて768枚供給した。京セラは機器と設計・システム運転技術を提供し、丸紅プロテックスが施工を担当。丸紅が元請け商社になっている。

 2カ所の太陽光発電システムで約19万6000kWhの年間発電電力量を予測し、年間で約62tのCO2排出量削減効果が見込まれる。設置した太陽光発電システムは、タジキスタンで初めて電力系統と連系するシステムで、京セラがタジキスタンに太陽光発電システムを供給するのも、今回が初めてとなる。

 京セラは、開発途上国向けのODAプロジェクトで1984年に太陽電池を供給して以来、これまでに累計40件以上、合わせて3000kWを超える太陽光発電システムをアジア、アフリカ諸国の各地域に提供した。今後も世界各地の電力事情改善や、温室効果ガス削減に向けた環境問題の解決に協力していく。【京セラ(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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