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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、米国の世界最大級の太陽光発電所にCIS薄膜太陽電池を供給

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.10.05 【情報源】企業/2012.10.02 発表

 昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売を手掛けるソーラーフロンティアは、米国カリフォルニア州に建設される143.2MW(14万3200kW)の世界最大級の太陽光発電所に、CIS(銅・インジウム・セレン)薄膜太陽電池を供給した。ソーラーフロンティアの太陽電池の世界の累計設置容量は近く、原子力発電所1基分にあたる1GW(1000MW=100万kW)に達する。

 同社が太陽電池を供給した発電所は、EDFリニューアブル・エナジー社(旧エネクスコ)による「カタリーナ・ソーラープロジェクト」の一部で、カリフォルニア州南部のカーン郡に造られる。2012年末までに第1段階として50MW(5万kW)が稼働を始め、残りは2013年6月までに運転開始する。年間発電電力量は、約3万5000世帯分の年間使用量に相当し、毎年約7万4000tの温室効果ガス排出削減効果が見込まれる。

 ソーラーフロンティアは143.2MW(14万3200kW)のうち、80MW(8万kW)分のCIS薄膜太陽電池を供給した。砂漠や熱帯などさまざまな気候で優れた性能を発揮でき、カリフォルニア州の気候に適していることや、実際の環境下での発電効率が高く、プロジェクトの経済性で効果が期待できる点などが評価されたという。今後の米国市場での成長の弾みにする。

 これで世界の設置容量は間もなく1GW(1000MW=100万kW)となり、実績を強調してさらに拡大を目指す。このプロジェクト向けの太陽電池モジュール輸送では、独自の梱包技術でコンテナ1基の積載率を従来比130%に高め、輸送時のCO2排出量を10%以上削減。現地での廃棄物太陽電池モジュール1MW(1000kW)あたり5m3以下に低減し、環境負荷を抑えた。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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