一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニック、太陽電池と蓄電池搭載の東海大ソーラーカーが南アのレースで優勝
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.10.03 【情報源】企業/2012.10.01 発表
パナソニックがスポンサーとなり、同社のHIT太陽電池とリチウムイオン蓄電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが、南アフリカで9月18〜28日に開催された世界最長のソーラーカーレース「ソーラーチャレンジ・サウスアフリカ2012」で優勝した。太陽電池とリチウムイオン電池を連携させたシステムの性能の高さを証明できたと、同社は強調している。レースは2008年に始まり、2010年に第2回が行われ、今回で3回目。東海大学チームはいずれもトップを獲得し、3連覇を達成した。今回は14チームが参加し、南アフリカの首都プレトリアをスタートして同国をほぼ1週する5000km近い距離と2000mの標高差があるコースで競った。その結果、東海大チームは総走行距離4632kmを71時間13分で完走し優勝した。
パナソニックは第2回にリチウムイオン電池を提供し、今回はリチウムイオン電池に加え、変換効率の高さを誇るHIT太陽電池も供給した。2位に18時間42分の大差をつけた圧勝となり、監督を務めた東海大の木村英樹教授は「過酷なコースだったが、パナソニックのHIT太陽電池・リチウムイオン電池の高い実力とチームワークで連覇できた」と話した。
パナソニックは、2011年10月にオーストラリアで開かれたソーラーカーレース「2011ワールド・ソーラー・チャレンジ」でも東海大チームにHIT太陽電池とリチウムイオン電池を提供し、チームは優勝を果たしている。2011年のオーストラリア、2012年の南アフリカと続いての制覇で、パナソニック製品の優れた創エネと蓄エネの連携が実証されたという。【パナソニック(株)】