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環境ニュース[国内]

三菱化学、明るさと電力効率を高めた調色・調光型の有機EL照明パネル新製品発売

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.10.02 【情報源】企業/2012.09.27 発表

 三菱化学は、明るさと電力効率を向上させた調色・調光型の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明パネルを開発した。子会社で記録メディアとLED(発光ダイオード)照明などを展開する三菱化学メディアが、有機EL照明パネルのブランド「VELVE(ヴェルヴ)」の新製品として10月上旬に発売する。

 2011年7月に販売を始めた世界初のフルカラー調色・調光型有機EL照明パネル、ヴェルヴの明るさと電力効率を向上させた。従来型のヴェルヴは、有機EL照明の特長になっているパネルの薄さや光の柔らかさに加え、フルカラー調色・調光機能が評価され、各種の照明器具や空間の演出、イルミネーションなどに使われている。

 新製品は、白色の光表現をより重視することで、発光体の単位面積あたりの明るさを示す輝度を従来品の約2倍にしたうえ、単位電力での全光束を表す電力効率では、約1.5倍の1Wあたり51.6Lm(ルーメン)を実現した。光の色温度は、ろうそくの明かりから、電球色、昼白色、昼光色まで多彩な白色を自由に設定できる。

 大きさは従来品と同じ14cm角のほか、新たに7cm角も12月下旬から展開する。有機ELは、有機物に電圧をかけると発光する現象を指す。それを明かりに利用したのが有機EL照明で、発光効率の高さから環境負荷の小さい照明光源とされる。三菱化学は2014年度までに有機EL照明の事業化を本格化させ、ヴェルヴの普及を進める。【三菱化学(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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