瀬戸内海国立公園（山口県地域）の公園計画変更案まとまる　意見募集開始

【自然環境 自然公園】 【掲載日】2012.10.01 【情報源】環境省／2012.10.01 発表

　環境省は、瀬戸内海国立公園（山口県地域）の公園区域及び公園計画の変更について、平成24年10月30日まで、意見の募集を行うと発表。
　瀬戸内海国立公園は、昭和9年3月16日に讃岐瀬戸を中心に指定され、その後、指定区域を拡大し、日本最大の面積を有する海の国立公園となり、現在に至っている。
　平成19年度から環境省で進められてきた国立・国定公園総点検事業において、瀬戸内海の藻場や干潟などの浅海域の生態系が重要であることが評価された。これを受けて、平成20年度から平成23年度までに山口県地域を対象として実施した海域資質調査により、屋代（周防大島）沖に、大規模なニホンアワサンゴ群集が存在し、クロメやノコギリモクなどの藻場が形成されるなど、特に優れた海中景観を有することが判明した。
　今回は、これらの貴重な海中景観を早急に保護するため、山口県大島郡周防大島町の地先海域を海域公園地区に指定することとし、公園計画の一部変更を行うもの。
　意見は郵送、ファックス又は電子メールで受付けている。郵送の場合は当日消印有効。いずれの方法の場合も、必ず件名として「瀬戸内海国立公園（山口県地域）の公園計画の変更への意見」と記載する必要がある。

○問い合わせ先
環境省自然環境局国立公園課
　東京都千代田区霞が関1-2-2
　TEL：03-5521-8279
中国四国地方環境事務所国立公園・保全整備課
　岡山県岡山市北区下石井1-4-1　岡山第2合同庁舎11階
　TEL：086-223-1586

【環境省】