一般財団法人環境イノベーション情報機構
電源開発、四国で最大級となる2万kWの風力発電所の建設を愛媛県宇和島市で開始
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.09.27 【情報源】企業/2012.09.21 発表
電源開発(Jパワー)は、四国地区で最大級となる出力2万kWの風力発電所の建設工事を愛媛県宇和島市で始めた。Jパワーにとって四国で初めての大規模風力発電所で、Jパワーが国内で展開する風力発電事業として19カ所目となる。2014年9月の営業運転開始を目指す。着工したのは「南愛媛風力発電所(仮称)」と呼び、宇和島市南部の愛南町との境界付近の山林に設置する。三菱重工業製の出力2400kW級の風力発電機9基を備える。Jパワーが100%出資する事業会社、日本クリーンエネルギー(東京都中央区)が発電事業を手掛ける。
Jパワーは現在、国内18カ所で風力発電を行い、総出力は35万2860kWと国内事業者でトップ水準を誇る。最大規模は、2007年2月に運転開始した郡山布引高原風力発電所(福島県郡山市)の6万5980kW。今回着工した南愛媛風力発電所を加えると、19カ所、37万2860kWに拡大する。
海外では、ポーランドで出力4万8000kWのザヤツコボ風力発電所(ポモージェ県)が2008年9月から運転。南愛媛風力発電所を含む国内外の総出力は42万860kWになる。Jパワーは今後も、新たな風力発電所の開発に向けて有望な場所を探るための風況調査を実施していく。【電源開発(株)】