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環境ニュース[国内]

三井不動産レジデンシャル、電力を最適化する西新宿の分譲マンションの販売開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.09.24 【情報源】企業/2012.09.19 発表

 三井不動産レジデンシャルは、マンションエネルギー管理システム(MEMS)とホームエネルギー管理システム(HEMS)を連動させて全体で電力を最適化する東京・西新宿の分譲マンション「パークタワー西新宿エムズポート」のモデルルームを9月21日開設し、10月中旬に販売を始める。電力消費の調整(デマンドレスポンス)による電力使用量低減で居住者への還元も行う。

 MEMS、HEMS、デマンドレスポンスでの還元を組み合わせたシステムの導入は、分譲マンションで初という。家庭用の低圧電力より低料金の高圧電力を一括購入して利用。各住戸の料金が最大5%程度、割安になる。電力需給のピーク予想に合わせてMEMS、HEMSが設備機器を自動的に制御し、居住者が節電した電力量に応じ、翌月以降の電気料金に利用できるポイントを付与する。

 年間約1万kWhを発電する太陽光発電システムを屋上に設置して共用部の電力を最大10%まかない、約90kWhの容量がある大型蓄電池を導入する。MEMSがマンション全体の電力使用状況を管理・最適化し、ピーク情報に対応して共用設備の蓄電池の充放電、電気自動車用充電器や照明の稼働、空調の設定を制御。HEMSに指示して各住戸内のエアコンの設定温度を自動的に制御する。

 非常用発電機も備え、停電時には太陽光発電、大型蓄電池と合わせ、共用部や非常用エレベーターの電源を確保する。パークタワー西新宿エムズポートは、神社境内に建つ定期借地権付きマンションで、地上27階建て、総戸数179戸。延べ床面積は1万7098.24m2。完成・入居は2014年1月下旬を予定している。居住者に利点があるエネルギー管理システムで差別化して販売する。【三井不動産レジデンシャル(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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