一般財団法人環境イノベーション情報機構
積水ハウス、3電池搭載のスマートハウスを中心にスマートタウンを東海3県で展開
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.09.21 【情報源】企業/2012.09.15 発表
積水ハウスは、太陽電池、蓄電池、燃料電池の3電池とホームエネルギー管理システムHEMSを搭載したスマートハウス(次世代型環境配慮住宅)「グリーンファーストハイブリッド」を中心にしたスマートタウン(環境配慮型の街)を東海3県で展開する。名古屋市天白区で10月に分譲を始め、三重県で2013年1月に2カ所を販売、岐阜県でも計画している。「防災と電力不足に対応するスマートタウン」として分譲する。区画全体の約2割をグリーンファーストハイブリッドにすることで、停電時でも電気が利用できる暮らしを実現するとともに、災害時の防災拠点にする。グリーンファーストハイブリッド以外の住宅も太陽光発電と燃料電池を備え、区画全体の使用電力量を上回る電力を創り、まちを発電所にする。
名古屋市天白区の分譲地は「スマートコモンライフ天白平針」の名で10月20日に販売を開始。34区画のうち6棟がグリーンファーストハイブリッドとなる。三重県では松阪市で13区画(グリーンファーストハイブリッド3棟)の「スマートコモンライフ松坂」を2013年1月上旬、伊賀市で10区画(同2棟)の「スマートコモンライフ伊賀」を同年1月下旬から分譲する。
岐阜県は3カ所、計50区画以上の規模で計画を進めている。積水ハウスは全国で「スマートコモン」と名付けたスマートタウンの分譲地の開発を推進。東海地方は今回が初めてだが、宮城県富谷町、茨城県古河市、千葉県市原市、同県四街道市、横浜市瀬谷区、甲府市、高松市、福岡市東区などで計画を進め、一部では入居が始まっている。今後も分譲地を増やす。【積水ハウス(株)】