一般財団法人環境イノベーション情報機構
三井不動産、三井造船と同社大分事業所にメガソーラーを建設して発電事業
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2012.09.21 【情報源】企業/2012.09.14 発表
三井不動産は、三井造船と同社の大分事業所(大分市)に大規模太陽光発電施設(メガソーラー)を建設し、発電事業を始める。三井造船がメガソーラー発電事業を手掛けるのは初めてとなる。発電した電力は、7月に導入された再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して、九州電力に20年間、全量を売電する。プロジェクトは「三井造船・三井不動産大分太陽光発電事業」の名で、三井造船が51%、三井不動産が49%の共同事業となる。海に面した三井造船の大分事業所内に、発電能力約17MW(1万7000kW)のメガソーラーを造る。10月に建設を開始し、完成は2013年11月の予定。
2013年12月から運転を始める計画で、年間1840万kWhの発電電力量を見込む。三井造船は現在、千葉事業所(千葉県市原市)で日本最大規模の49.9MW(4万9900kW)のバイオマス発電や、1.5MW(1500kW)の風力発電による売電事業を実施している。今回、新たにメガソーラー事業に参入する。
三井不動産は、顧客企業に保有不動産の有効活用を提案するメガソーラー事業を始め、今回を含め、2013年度中に3施設で出力計53MW(5万3000kW)にする。これまでに太平洋セメントが所有する山口県山陽小野田市の土地に、出力約13MW(1万3000kW)の発電設備を設置する計画を公表している。【三井不動産(株)】