一般財団法人環境イノベーション情報機構
「生物多様性国家戦略2012-2020」策定について中環審から答申
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2012.09.14 【情報源】環境省/2012.09.13 発表
平成24年9月13日、「生物多様性国家戦略2012-2020」策定に関して中央環境審議会会長から細野環境大臣に対し答申が行われた。「生物多様性国家戦略2012-2020」では、2020 年度までに重点的に取り組むべき施策の方向性として以下の5つの基本戦略を設定している。
[1]生物多様性を社会に浸透させる
[2]地域における人と自然の関係を見直し・再構築する
[3]森・里・川・海のつながりを確保する
[4]地球規模の視野を持って行動する
[5]科学的基盤を強化し、政策に結びつける
また、今後5年間の政府の行動計画として、▽生物多様性の経済的価値の評価、生物多様性の損失に伴う経済的損失、効果的な保全に要する費用などの評価、▽各省連携による広域レベルでの生態系ネットワークの形成に向けた方策の検討、▽海洋保護区の設定の推進と管理の充実、▽野生生物の適切な保護管理の推進、▽愛知目標の達成に向けた国際的取組、▽生物多様性総合評価を愛知目標の中間評価が行われる2015年までに実施、▽IPBES※への積極的な参加・貢献と国内体制の整備、▽生物多様性に配慮した東日本大震災からの復興・再生の推進−−等の約700の具体的施策を記載している。
※IPBES(生物多様性と生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)
【環境省】