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環境ニュース[国内]

三井不動産、大規模太陽光発電所を山口に建設、2013年度に3カ所で53MWを計画

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2012.09.13 【情報源】企業/2012.09.11 発表

 三井不動産は、大規模太陽光発電所を山口県山陽小野田市に建設する。2013年度の稼働を予定している。これを合わせて2013年度中に計3カ所で計53MW(5万3000kW)の発電出力を計画する。テナント企業に対して保有する不動産の有効活用を提案し、借地する形となる。大規模太陽光発電所を造った後、発電した電力は電力会社に売電する。

 山陽小野田市の大規模太陽光発電所プロジェクトは、「(仮称)三井不動産 山陽小野田太陽光発電計画」と呼び、下関市と宇部市にはさまれた山陽小野田市の瀬戸内海海岸近くに開発する。10月に着工し、セメント大手の太平洋セメントが所有する土地約16haに、出力約13MW(1万3000kW)の発電設備を設置する。事業期間は20年間となる。

 三井不動産は山陽小野田太陽光発電計画に加え、別の2カ所にも大規模太陽光発電所を建設して2013年度中に運転を始める。2カ所の出力は計約40MW(4万kW)を予定し、3カ所を合わせた年間発電電力量は、一般家庭の年間消費電力量約1万5000世帯分に相当する約5600万kWhを見込む。いずれも日本製の太陽電池モジュール・設備を採用する。

 三井不動産は、顧客企業が保有する不動産を有効活用するための提案活動を積極的に進め、4月に公表したグループの中長期経営計画でも、物流事業への参入でバリエーションを拡大する方針を掲げた。今回、大規模太陽光発電所事業を不動産活用戦略の新しいソリューションに位置付けて企業に提供し、幅広いニーズに応えることにした。【三井不動産(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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