一般財団法人環境イノベーション情報機構
IPBES、第5回世界自然保護会議の議題に
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2012.09.14 【情報源】/2012.08.30 発表
2012年9月6日から15日にかけて、韓国の済州島で開催される国際自然保護連合(IUCN)の第5回世界自然保護会議で「生物多様性および生態系サービスに関する政府間プラットフォーム」(IPBES)に関する議論が行われる。IUCNによると、IUCN総会においてIPBESに関する議論を行うほか、生物多様性の保護においてIPBESが果たす役割に関するワークショップ、IPBESの能力開発やIUCNのレッドリストの活用に関するイベント等、科学政策に関連した多数のイベントが開催される予定だという。IPBESは、科学と政策を結びつけることを目的として、2012年4月21日に設立された国際機関である。自然保護、食料安全保障、持続可能な開発、人類の福祉などに直接関連した問題に取り組むとされ、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の生物多様性版とも位置付けられる。生物多様性および生態系サービスに関する最新の傾向を評価し、合理的で信頼性のある情報や知識を政策決定者に提供する役割を担うという。【生物多様性および生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)】