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環境ニュース[国内]

中西部太平洋まぐろ類委員会 第8回北委員会 開催

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.09.06 【情報源】水産庁/2012.09.06 発表

 水産庁は、平成24年9月3日から6日まで、長崎県長崎市で開催された中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第8回北小委員会の概要とりまとめ公表した。
 今回の委員会には、日本、韓国、中国、米国、カナダ、クック諸島、フィリピン、バヌアツ、台湾が参加した。
 今回の委員会では、クロマグロについては、2010年に現行の保存管理措置(各国は漁獲努力量を2002-2004年水準より増やさない。未成魚(0-3歳魚)の漁獲を2002-2004年水準より減少させる。)が採択された際、平成24年に科学委員会(ISC※)の資源評価結果を踏まえ、本格的な改定が行われる予定であったが、平成24年7月に開催されたISCで資源評価に合意できなかったことから、今次会合においては、現行の保存管理措置を1年延長することになった。
 また、現行の保存管理措置の実施状況について各国から報告が行われ、特に韓国の保存管理措置の実施状況に疑問が集中し、北小委員会として懸念を表明するとともに、改善を求めた。
 また、ビンナガについては、今年7月のISCにおいて新たな資源評価は行われなかったため、資源状態が健全であるとの昨年のISC報告を踏まえ、漁獲努力量を2002-2004年水準より増加させないとした現行の保存管理措置を継続して実施し、その効果を注視していくことになった。
 メカジキについては、今年7月のISCにおいて、資源状態が健全であるとの報告が行われたため、保存管理措置の導入についての議論はなかった。

※ISC:International Scientific Committee for Tuna and Tuna-like Species in the North Pacific Ocean

【水産庁】

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