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環境ニュース[国内]

子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査) 福島全県へ拡大

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2012.09.05 【情報源】環境省/2012.09.04 発表

 環境省は、平成24年10月1日より、環境省の「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)が、福島全県に拡大されると発表。
 エコチル調査は、全国10万組の親子の協力により、子どもが13歳になるまで健康の状況を追跡する、大規模な疫学調査のこと。平成23年1月より、福島県内では福島市等14市町村の地域で実施されているが、放射線の健康影響に対する県民、国民の不安が広がっていることを踏まえ、福島の子どもに万一の健康影響が生じないか見守っていくため、調査地域を全県に拡大することにしたもの。
 福島県で実施する調査の内容は、通常の重金属残留性有機汚染物質などの化学物質の分析・調査のほか、今回の事故に伴う放射線被ばくによって、これまで予期されなかった影響が万一にも生じることがないか見守っていくため、環境から受ける放射線量を推計し、大気汚染などの環境要因と同様に調査項目に加えている。
 エコチル調査福島ユニットセンター(福島県立医科大学)では、福島県におけるエコチル調査の拡大に向け、9月25日(火)18時半から、郡山ビューホテルアネックス 花勝見(郡山市中町10-10)において、県中・県南地域の協力医療機関、市町村等の関係者を集めた地域運営協議会の第一回会合を開催し、10月1日以降、実施体制の整った協力医療機関から、順次、参加の呼びかけを開始する予定。
 なお、福島県における調査地域の拡大に伴い、子育てや医療に関する個別の相談に答えるための専用ダイヤル(0120-327-735)を設置している。【環境省】

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