一般財団法人環境イノベーション情報機構
三井物産、ソフトバンク系と米子市に大規模太陽光発電所を建設して発電事業実施
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.08.31 【情報源】企業/2012.08.29 発表
三井物産は、ソフトバンクグループで自然エネルギー事業を行うSBエナジー(東京都港区)と、鳥取県米子市に大規模太陽光発電所を建設し、発電事業を実施する。太陽電池モジュールの容量(最大出力)は約3万9500kW(39.5MW)あり、9月中に工事を始め、2013年7月の運転開始を予定する。県、市などと設置・運営の協定を結んだ。大規模太陽光発電所は「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」の名。米子市臨海部の埋め立て地に造る。敷地面積は約53.4ha。発電電力量は、一般家庭約1万1000世帯分の年間消費電力量に相当する年間約3950万kWhを予想している。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を中国電力に販売する。
三井物産は、3月にSBエナジーが設立した事業運営会社「鳥取米子ソーラーパーク」(東京都港区)=米子市に変更予定=に9月に出資して事業に参画する。出資比率は三井物産、SBエナジーとも50%となる。鳥取米子ソーラーパークは今後、土地を所有する鳥取県、米子市、鳥取県住宅供給公社と建設予定地の賃貸借契約を締結する。
三井物産は国内外で自然エネルギー事業を推進し、国内では羽田空港の貨物ターミナルで東京電力と太陽光発電サービスを実施しているほか、三井化学などと愛知県田原市で太陽光5万kW(50MW)と風力6000kW(6MW)の発電所建設計画を進めている。ソフトバンク鳥取米子ソーラーパークへの参画もその一環で、初めてSBエナジーと組む。【三井物産(株)】