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環境ニュース[国内]

ホンダ、自社に関わる全ての温室効果ガス排出量を初開示、2011年度は2億2506万t

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.08.29 【情報源】企業/2012.08.25 発表

 ホンダは、世界規模の事業活動や顧客の製品使用を含む自社に関わる全ての温室効果ガス排出量を算定し、開示した。自動車業界では世界で初めてという。2011年度の排出量は、全段階を合わせて2億2506万tだった。温室効果ガス低減に向けた世界的な取り組みを積極的に推進し、製造から廃棄までライフサイクル全体の環境影響評価手法を拡大させる。

 開示したのは、世界で広く利用されている温室効果ガス算定のガイドライン「GHG(温室効果ガス)プロトコル」に基づいたデータ。GHGプロトコルは、各段階でスコープ1〜3に分類され、工場での重油燃焼や社用車からの排出など企業活動での直接排出がスコープ1、工場やオフィスでの電力使用などエネルギー利用による間接排出がスコープ2となる。

 スコープ3はスコープ1、2を除く間接排出で、ホンダは、スコープ1と2について2009年に、スコープ3のうち顧客の製品使用による排出を2012年6月に世界規模で開示した。今回、スコープ3の顧客の製品使用以外の原材料・部品製造に伴う排出、輸送、自社で発生した廃棄物の輸送・処理、従業員の通勤、販売した製品の加工、廃棄などに関して明らかにした。

 これによって、GHGプロトコルが規定する全ての温室効果ガスの排出量を開示したことになる。2011年度は、CO2換算値でスコープ1が124万t、スコープ2が296万t、スコープ3の中の顧客の製品使用による排出が1億9588万t。初めて開示したスコープ3の顧客の製品使用以外は計2498万tで、これらを合わせたホンダの温室効果ガス排出量は2億2506万tとなった。【本田技研工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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