一般財団法人環境イノベーション情報機構
第4次レッドリスト公表 9分類群合計で3,430種をリストアップ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.08.28 【情報源】環境省/2012.08.28 発表
環境省は、平成24年8月28日、第4次レッドリストを公表した。環境省版レッドリストは、生物学的観点から、[1]哺乳類 [2]鳥類 [3]爬虫類 [4]両生類 [5]汽水・淡水魚類 [6]昆虫類 [7]貝類 [8]その他無脊椎動物(クモ形類、甲殻類等)[9]植物I(維管束植物)及び [10]植物II(維管束植物以外:蘚苔類、藻類、地衣類、菌類)の計10分類群について、個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価し、その結果をリストにまとめたもので、おおむね5年ごとに見直している。
今回の見直しで、「絶滅のおそれのある種(絶滅危惧I類(IA類(CR)、IB類(EN))及び絶滅危惧II類(VU)に選定された種)」の総数は、9分類群合計で、第3次リスト(平成18年〜19年公表)では3,011種であったが、新リストでは3,430種となり、419種増加していることから、我が国の野生生物が置かれている状況は依然として厳しいことが明らかになった。
環境省では、今後、汽水・淡水魚類のレッドリストについて取りまとめるとともに、レッドリスト掲載種について解説したレッドデータブックを平成26年に公表するとしている。【環境省】