一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本政策投資銀行、「グリーンビルディング認証」で物流施設向けと新レベル導入
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.08.24 【情報源】企業/2012.08.24 発表
日本政策投資銀行(DBJ)は、環境と社会に配慮したオフィスビルを評価する「DBJ Green Building(グリーンビルディング)認証」で、新たに物流施設向けを創設する。併せて、現在4段階ある認証に新しいレベルを導入して5段階にする。評価対象を広げて経済活動全体での環境配慮につなげるとともに、新レベルで中小物件の評価を強化する。DBJグリーンビルディング認証は、環境・社会への配慮がなされた不動産を供給する事業者の取り組みを支援するため、2011年4月に開始。評価が十分ではなかった環境・社会的側面を不動産価値に反映することを目的にしている。省エネ・再生可能エネルギーの利用など環境性能や、生物多様性など周辺環境への配慮など5つの観点で総合的に評価する。
今回、これまでオフィスビルに限定していた対象に物流施設を加える。「DBJグリーンビルディング認証ロジスティクス版」と名付け、物流施設のハード面のほか、オーナーによるソフト面の活動や、運送会社、周辺コミュニティーとの連携などについても評価し、経済活動での部品・材料などの供給網全体を通した持続可能性の向上に貢献する。
認証段階は、従来の「Platinum(プラチナ)」「Gold(ゴールド)」「Silver(シルバー)」「Bronze(ブロンズ)」の下に「Certified(認定)」を新設。「十分な配慮がなされたビル」を意味し、これによって中小規模や築年数が経過した物件も積極的に評価する。認証物件は現時点で51物件あるが、物流施設向けと新レベルの創設で拡大を図る。【(株)日本政策投資銀行】