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環境ニュース[国内]

シャープ、住宅用太陽光発電システムから充電できる初のポータブル蓄電池を発売

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.08.13 【情報源】企業/2012.08.09 発表

 シャープは、住宅用太陽光発電システムから充電できる業界初のポータブルリチウムイオン蓄電池を9月6日に発売する。キャスター付きで持ち運びでき、停電が発生した際だけでなく、平常時にも屋内外のさまざまな場面で利用できる。容量は500Whあり、このクラスの移動できる蓄電池としては初めて、住宅用太陽光発電システムからの充電を可能にした。
 同社製の屋外設置用パワーコンディショナー(電力変換器)に自立運転コンセントを接続している太陽光発電システムに対応する。蓄電池本体の電源プラグを自立運転コンセントに差し込み、システムを自立運転モードに切り替えると、日照が不安定でも蓄電池に充電しながら家電機器に電力供給でき、停電が続いても日中に電気をためて夜間に使える。
 満充電の状態で、600Lの冷蔵庫が約3時間半、電気毛布は約5時間半使用できるほか、屋外で小型テレビが約30時間、工事現場の仮設信号機は約7時間半利用可能。ファンがなく、夜間の工事でも騒音が出ない。AC100Vだと約6時間で満充電になる。幅46.5cm、奥行き30.0cm、高さ43.9cm、重さは約16kg。定格出力は300W。AC100V3口とUSB(5V)2口の出力ポートがある。
 蓄電池本体をコンセントにつないで充電している状態で家電製品の電源プラグを差し込んでおくと、平常時は電力会社からの電力を家電製品に供給し、停電時には自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、急な停電で電源が切れると問題がある機器などを安心して使える。月産3000台。太陽光発電システムと連携して電気をためられる特長を訴えて展開する。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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