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環境ニュース[国内]

91%が有機汚濁環境基準達成 平成23年一級河川水質調査結果

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2012.07.31 【情報源】国土交通省/2012.07.31 発表

 国土交通省は、全国一級河川109水系で行った平成23年の水質調査結果をとりまとめ発表した。
 このうち有機汚濁についての調査では、有機汚濁の代表的な水質指標であるBOD河川の基準)やCOD湖沼の基準)の環境基準値を満足している地点の割合が91%と3年連続で過去最高を記録した。
 BOD平均値が最も良好だったのは、北海道の尻別川、後志利別川、鵡川、沙流川、福島の荒川、富山の黒部川、静岡の安倍川、三重の宮川、福井の北川、島根の高津川、熊本の川辺川、宮崎の五ヶ瀬川の12河川BOD平均値はいずれも0.5mg/ℓ。
 平成22年と平成23年の2ヶ年の河川毎のBOD値の平均と、平成12年と平成13年の2ヶ年の河川毎のBOD値の平均から、10年間の水質改善幅による河川の水質改善状況を比較すると、大阪、奈良の大和川(改善幅3.2mg/ℓ)、埼玉、東京の綾瀬川(改善幅2.8mg/ℓ)、神奈川の鶴見川(改善幅2.2mg/ℓ)で大幅に水質が改善していた。
 なお、「人と河川の豊かなふれあいの確保」などの指標に基づき、住民との協働による水質調査を全国規模で実施した結果では、「人と河川の豊かなふれあい」について最高のAランクと評価された地点は21%(268地点中57地点)であった。【国土交通省】

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