一般財団法人環境イノベーション情報機構
福島県内の公共用水域における放射性物質モニタリング 4月〜6月採取分の測定結果公表
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.07.31 【情報源】環境省/2012.07.31 発表
環境省は、平成24年7月31日、福島県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの平成24年4月29日〜6月20日採取分の測定結果についてとりまとめ、公表した。今回の調査では、福島県内の公共用水域における環境基準点等120地点の水質・底質の放射性物質濃度(放射性ヨウ素、放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。
結果概要は以下のとおり(※は前回測定結果)。
[1] 水質(検出下限値:1Bq/L)
セシウム134:不検出 〜 1Bq/L
セシウム137:不検出 〜 2Bq/L
(※セシウム134:不検出 〜 1Bq/L)
(※セシウム137:不検出 〜 1Bq/L)
<参考>
食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)(平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)
放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg
水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)(平成24年3月5日付け健水発0305 第1号厚生労働省健康局水道課長通知)
放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg
[2] 底質(検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
セシウム134:不検出 〜 65,000Bq/kg(乾泥)
セシウム137:不検出 〜 100,000Bq/kg(乾泥)
(※セシウム134:不検出 〜 38,000Bq/kg(乾泥))
(※セシウム137:不検出 〜 54,000Bq/kg(乾泥))
[3] 周辺環境(検出下限値:10Bq/kg(乾))
セシウム134:不検出 〜 44,000Bq/kg(乾)
セシウム137:不検出 〜 69,000Bq/kg(乾)
(※セシウム134:不検出 〜 29,000Bq/kg(乾))
(※セシウム137:不検出 〜 40,000Bq/kg(乾))
空間線量空間線量:0.07 〜 9.40μSv/h
環境省では、今後も福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川、湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施するとしている。
【環境省】