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環境ニュース[国内]

花王、タイ北部で植林活動と地域住民の植林管理を支援するプログラムを実施

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.07.20 【情報源】企業/2012.07.17 発表

 花王は、タイ北部で環境保全プロジェクトを始める。「タイ北部“FURUSATO”環境保全プロジェクト」と名付け、伐採や土地開発で急速に減少した森林を回復させる植林活動と、地域の住民が継続して植林・管理できるように支援するプログラムを実施する。アジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開する公益財団法人オイスカの取り組みに賛同した。

 タイで最も北に位置し、ラオス、ミャンマーと国境を接するチェンライ県の北東部にあるチェンコン郡タムボンリムコン地区を対象に、2017年3月まで行う。地域住民の参加を求めながら、地域の植生に適合した木を35haに植える。併せて、環境保全の重要性を地域住民に伝える環境教育や、環境負荷を抑える生活提案、有機農業の技術指導なども手掛ける。

 タイ北部はかつて、在来種の木々が生い茂る森が広がっていたが、森林が激減したうえ、伐採した跡地を焼き畑で農地に転換したり、同じ作物の栽培を続けてきたため、土地の劣化が進んでいる。森林減少や土地の劣化で自然の自浄作用が低下し、洪水、土砂崩れなどの危険もあり、生活に影響が出ることから、タイ北部“FURUSATO”環境保全プロジェクトを始める。

 プロジェクトは、里山に囲まれて持続可能な産業に従事するふるさとをイメージして名付けた。花王は「いっしょにeco」をテーマに環境活動を推進。日本国内で「花王・みんなの森づくり活動」として独自の緑化を10年間続け、市民が緑を守って育てる活動を支援してきた。今回、環境保全を世界的な課題と捉え、国内に加えてタイでプロジェクトに取り組む。【花王(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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