一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 「気候変動監視レポート2011」を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.07.12 【情報源】気象庁/2012.07.12 発表
気象庁は、2012年7月12日、「気候変動監視レポート2011」を公表した。このレポートは、2011年の日本と世界の気候、気候変動、地球環境の変動に関する情報を取りまとめもの。
世界の天候・異常気象については、7〜12月に発生したインドシナ半島の洪水、1〜9月に発生したアフリカ東部の干ばつ、3〜9月の米国南部〜メキシコ北部の異常高温、1〜11月の異常少雨、1月のブラジル南東部の大雨、8〜9月のパキスタン南部の多雨、12月のフィリピンを襲った台風第21号などを挙げている。
世界と日本の気温の変動については、2011年の世界の年平均気温は、1891年以降で12番目に高い値に、日本の年平均気温は1898年以降で17番目に高い値になったこと、世界の年平均気温は、100年あたり0.68℃の割合で、また、日本の年平均気温は、100年あたり1.15℃の割合で上昇していることを報告している。
また、地球環境の変動では、、大気中の二酸化炭素、メタンおよび一酸化二窒素の濃度は、引き続き増加しており、2010年の二酸化炭素世界平均濃度は前年より2..ppm増加して389.0ppm、産業革命以前(280 ppm)と比べて39%増加していたことを報告している。【気象庁】