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環境ニュース[国内]

アメリカエネルギー省、クリーンエネルギーに必要なリチウム生産施設を拡大

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2012.07.13 【情報源】/2012.06.29 発表

 アメリカエネルギー省は、米国再生・再投資法により2840万ドルを投入し規模拡大を行った、ノース・キャロライナ州およびネバダ州のリチウム生産施設(ロックウッド社)が生産を開始したと発表した。この事業は、クリーンエネルギー技術のカギとなるリチウムの生産能力を増強し新規雇用を創出するもので、新技術分野におけるアメリカの競争力強化と、次世代のクリーンエネルギー・自動車産業の復権を目指している。
 電気自動車やプラグインハイブリッド車、消費者家電のほか、最近では、発電された再生可能エネルギーを電力供給網につなぐエネルギー貯蔵インフラなどにおいて、リチウムイオン電池はきわめて重要な要素。リチウムの世界的需要は1980〜2009年で3倍に増加しているという。アメリカは、1990年代にはリチウム生産で世界をリードしたが、現在ではその大半を南米から輸入している。
 今回拡大された同工場は、このリチウムイオン電池の生産に使用する水酸化リチウムと炭酸リチウムの生産を行っており、全施設が稼働すれば、年間50万台以上の電気自動車に対する電池及び部品の供給が可能になるという。【アメリカエネルギー省】

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