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環境ニュース[国内]

イギリス、洋上風力発電コストは今後7年で30%以上削減可能と発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.06.27 【情報源】/2012.06.13 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省が設置した「洋上風力発電コスト削減委員会」は、2012年6月13日公表した報告書の中で、洋上風力発電コストは今後7年で30%以上削減することが可能だとする見通しを発表した。それによると、対策を実施して2020年にイギリスの総電力需要の約20%(18GW)を洋上風力発電で賄うとした場合の発電コストは、現在の1メガワット時当たり140ポンドから100ポンドへと大幅に削減され、年間30億ポンド以上のコスト削減になるという。これを実現するには、イギリスのエネルギー・ミックスを構成する他の電源に対して洋上風力が圧倒的な競争力を持つことが重要であり、そのため委員会の報告書には、サプライチェーン、技術革新、契約戦略、計画立案と承認、送電系統、資金調達のそれぞれについて発電コストを削減する、合計28の提言が示されている。
 この委員会報告書の裏付けとなったのは、イギリスの土地や海域等を管理する特殊法人「クラウン・エステート」の研究報告に示された詳細な分析である。委員会報告書と「クラウン・エステート」の研究報告については、6月13〜14日にロンドンで開かれる世界洋上風力発電会議2012(Global Offshore Wind 2012 conference)で発表される。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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