ウナギの資源保護・管理に係る日中協議　結果公表

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.06.19 【情報源】水産庁／2012.06.19 発表

　水産庁は、平成24年6月18日に中国の上海において開催した「ウナギの資源保護・管理に係る日中協議」の結果概要を公表した。
　「ウナギの資源保護・管理に係る日中協議」は、最近のシラスウナギ（ニホンウナギの稚魚）採捕量が低迷している中、ウナギの資源管理の重要性にかんがみ、産卵に向かう親ウナギ及びシラスウナギ資源を保護するために連携・協力を深めることを目的とするもの。
　協議では、親ウナギ及びシラスウナギの漁獲実績や、国内で実施している資源保護・管理措置等について、情報交換が行われ、ウナギの資源保護・管理の重要性、調査・研究の実施及び日中間の連携強化の必要性について、両国間で意見が一致した。また、ウナギ資源は東アジア諸国に広く分布していることから、他国や地域も含めた連携強化の必要性を訴えるとともに、平成24年10月に広島で開催されるPICES（北太平洋海洋科学機構）年次会合の際に予定されている「ウナギに関するワークショップ」への中国側の参加を求めた。【水産庁】