一般財団法人環境イノベーション情報機構
NTT東日本、電力「見える化」サービス機器が補助対象に認定、パックの販売開始
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.06.18 【情報源】企業/2012.06.13 発表
NTT東日本の電力「見える化」サービス「フレッツ・ミルエネ」用の機器が、経済産業省の家庭向けエネルギー管理システム(HEMS)導入促進事業の補助対象に認定された。NTT東日本はこれを受け、サービス対応機器一式と取り付け工事を組み合わせたパックの販売を6月19日から順次始める。経産省の事業では、機器導入費用として定額10万円の補助金が交付される。パックは「フレッツ・ミルエネお手軽パック(補助金対象)」の名。無線親機、分電盤計測器、電源タップ、フレッツ・ミルエネ専用端末の各機器で構成する。家庭内に設置する分電盤計測器、電源タップが消費電力量を収集し、無線親機を通して光回線経由でNTT東日本のサーバーに送信。サーバーから消費電力量の情報が家庭に送られ、専用端末などに表示する。
消費電力量、CO2排出量、電気料金を数字とグラフで表すほか、目標設定、ランキングの機能があり、節電アドバイスも表示する。併せて電力会社の電力供給情報も示す。専用端末に加え、パソコンや多機能携帯電話(スマートフォン)でも見ることができる。NTT東日本の光回線「フレッツ光」の契約者が対象で、回線、インターネット接続料と別に月額210円の利用料がかかる。
お手軽パックは、機器1台・1個ずつが4万2000円、端末が2台だと6万3000円、端末なしは2万1000円。定額を下回る場合、領収額の1000円単位以下を切り捨てた額が補助され、機器設置後、補助金の窓口団体に申請すると振り込まれる。フレッツ・ミルエネのモニター試験では、約7割の家庭が節電できたといい、NTT東日本は機器への補助金を追い風に、効果をアピールして利用拡大を図る。【東日本電信電話(株)】