一般財団法人環境イノベーション情報機構
ユニ・チャーム、節電対策を全国規模に拡大して2010年度比30%削減を目標に実施
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.06.15 【情報源】企業/2012.06.15 発表
ユニ・チャームは、原子力発電所の運転停止による今夏の電力供給不足を受け、節電対策を全国規模に拡大して実施する。2010年度比で30%の消費電力削減を目標に定めた。25項目の「節電対策行動基準」をはじめ、さまざまな施策で社員の意識を高める。今夏は営業部門にも、従来以上に進んだ軽装で業務を行う「スーパークールビズ」を本格導入する。昨夏は、東日本大震災で発電所が被災したことから東日本で電力が不足し、ユニ・チャームの節電は、東京・三田の本社オフィスでの活動だった。今夏は、全国の営業拠点に広げ、節電対策行動基準で社員の取り組みを促すほか、基準の勉強会を開催するとともに、ポスターや社内ネットワークで発信。拠点やフロアごとに「節電推進担当者」を任命する。
節電対策行動基準は、空調、照明などについて詳細に明記した。空調は、温度設定28℃、サーキュレーターの活用、フロアの扉の開放、旧式エアコンの買い換えなど。照明は、間引き、LED(発光ダイオード)電球への変更、ネオン看板の消灯などとなり、ほかに、飲料自動販売機の間引き、サマータイムの導入、ノートパソコンのバッテリー駆動などを挙げている。
スーパークールビズは、昨夏より2カ月早い5月に前倒しして始め、6月中旬から営業部門に本格的に導入する。国内営業部門の社員全員の約600人が対象となり、営業専用のオリジナルのポロシャツを着用して得意先と商談する。専用シャツは襟がボタンダウンで、前ボタンが下まであり、清潔感と節度を保ち、しっかりした印象を与えられるようにした。【ユニ・チャーム(株)】