一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカエネルギー省、洗濯機・食洗機のエネルギー効率の新基準を設定
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.05.30 【情報源】/2012.05.16 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、家庭用洗濯機と食器洗い機の新たなエネルギー効率基準を発表した。従来の基準を基に、GEやLG電子等のメーカーや業界団体、消費者グループ、環境保護団体等などの意見を踏まえて設定したもの。アメリカでは、衣料の洗濯機と食器洗い機は、家庭のエネルギー消費の3%、住宅屋内の水消費の20%を占めるといい、今回の基準更新により、洗濯機では電力消費量が15%、水使用量が35%(フロントローディング式の場合)削減でき、製品寿命全体でのコストは約350ドルの節約になるという。今回の新基準は、オバマ政権がエネルギー効率向上のため2009年から約40種類の電気製品について順次更新しているエネルギー基準の一つ。アメリカエネルギー効率経済協議会(ACEEE)は、「過去20年で、洗濯機と食器洗い機のエネルギー効率は大きく向上した。これは、メーカーや電力会社の努力、エネルギースター制度、連邦の税インセンティブ、エネルギー効率基準等の組み合わせで総合的に上げた効果。DOEのエネルギー効率基準の引き上げも、今後のさらなる向上を牽引するものとして支持する」と述べた。新基準は、洗濯機で2015年、食器洗い機では2013年から施行される。【アメリカエネルギー省】