一般財団法人環境イノベーション情報機構
トヨタ自動車、HVの国内外の累計販売台数が400万台を突破、1年2カ月で100万台増
【エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2012.05.24 【情報源】企業/2012.05.22 発表
トヨタ自動車は、ハイブリッド車(HV)の国内外の累計販売台数が4月末で400万100台となり、400万台を突破した。累計300万台達成から1年2カ月で100万台増加した。これまでにトヨタが販売したHVによるCO2排出抑制効果は、車両サイズと動力性能が同等のガソリン車のCO2排出量と比較して、約2600万tにのぼると試算している。400万台のうち国内が約170万台を占める。現在トヨタは、18車種のHV乗用車を約80の国・地域で販売。2012年に入り、トヨタの世界全体での販売のうち約15%がHVになっている。1997年8月に国内でマイクロバスの「コースターハイブリッドEV」を発売した後、同年12月に世界で初めての量産HV乗用車「プリウス」の販売を始め、2000年からは北米、欧州など海外でも普及を進めた。
2003年9月にプリウスを全面改良して2代目を投入。その後ミニバン、スポーツ用多目的車(SUV)、セダン、小型2ボックスカーなどラインアップを広げ、2009年5月にはプリウスの3代目を発売。同年8月にHVの累計販売は200万台を超え、1年半後の2011年2月に300万台を達成した。300万台から400万台は1年2カ月で、販売ペースは加速している。
トヨタは、プリウスのプラグインハイブリッド車(PHV)を2012年1月に国内で発売したほか、電気自動車(EV)を2012年中に市場投入する計画だが、HVを現実的な環境対応車として今後も推進。欧州で乗用車「ヤリス(日本名ヴィッツ)ハイブリッド」、北米で高級車「レクサスES300h」を展開する予定で、世界規模でラインナップを拡充と販売地域の拡大を図っていく。【トヨタ自動車(株)】