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環境ニュース[国内]

関西電力、夏の節電対策用の新たな料金メニューを導入、節電キャンペーンも実施

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.05.23 【情報源】企業/2012.05.22 発表

 関西電力は、政府によるピーク時間帯の2010年比15%以上の節電要請を受け、夏の節電対策用の新たな料金メニューを導入する。家庭向け契約で時間帯によって3つの区分を設け、夏のピーク時間の料金を大幅に引き上げ、夜間を割安にする。7〜9月の電気使用量を前年と比較し、削減率に応じて商品券「QUO(クオ)カード」を贈る節電キャンペーンも実施する。

 新料金メニューは、「季時別電灯PS」の名称で、夏(7月1日〜9月30日の平日)の午後1〜4時を「ピーク時間」、夏のピーク時間を除く午前7時〜午後11時を「オフピーク時間」、午後11時〜翌日午前7時を「夜間時間」と呼び、それぞれで料金を設定。ピーク時間はオフピーク時間の約2倍にする一方、夜間時間はオフピークから大きく下げる。近く届け出する。

 季時別電灯PSで電気使用のシフトを促すとともに、「節電トライアル」と名付けたキャンペーンを展開。2011年7〜9月分の電気使用量の合計(kWh)と今夏の7〜9月分を比べ、削減率が15%以上の場合に1500円分、10%以上15%未満に1000円分、5%以上10%未満に500円分のQUOカードを贈呈する。節電トライアルは、7月31日までに申し込みをする必要がある。

 全国の原子力発電所が再稼働できなくなっていることから、原発の比率が高かった関西電力は今夏、最も深刻な電力供給不足になり、需要に対する供給力(供給予備率)はマイナス14.9%に陥る。このため政府から、7月2日〜9月7日の平日午前9時〜午後8時の間、猛暑だった2010年と比べ15%以上の節電を要請された。節電効果を上げるため、新料金とキャンペーンを決めた。【関西電力(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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