一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成23年度全国ガンカモ一斉調査結果暫定値を公表 約6,000地点でガンカモ科鳥類を観察
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.05.08 【情報源】環境省/2012.05.08 発表
環境省は平成23年度のガンカモ科鳥類(ガン・カモ・ハクチョウ類)の冬期の生息状況調査「全国ガンカモ一斉調査」の結果を暫定値としてまとめ、平成24年5月8日に公表した。この調査は、日本に渡来するガンカモ科鳥類の冬期の生息状況の把握を目的として、昭和45年から全国的に調査日を定めて、一斉に実施しているもので、平成23年度は第43回目の調査実施となるもの。平成24年1月15日を中心に平成22年度とほぼ同数の全国約9,000地点の湖沼などで約4千人の協力を得て調査を実施した。
公表内容によると、今回は約9,000地点中約6,000地点でガンカモ科鳥類が観察され、このうちハクチョウ類が観察されたのは、約700地点、ガン類が観察されたのは約100地点、カモ類が観察されたのは約6,000地点。
全国における観察された個体総数は、ハクチョウ類が約5万9,000羽、ガン類約18万6,000羽、カモ類約152万2,000羽であった。
過去の調査結果の推移を見ると、ハクチョウ類、ガン類、カモ類のいずれも多少の増減を繰り返していることから、環境省では、変動傾向については今後の調査結果も見て判断する必要があるとしている。【環境省】