一般財団法人環境イノベーション情報機構
コカ・コーラ復興支援基金、震災被災地の助成対象校で初めての太陽光発電が完成
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.04.27 【情報源】企業/2012.04.24 発表
コカ・コーラ教育・環境財団のコカ・コーラ復興支援基金が実施する東日本大震災被災地の公立小中学校への助成で、対象校に設置する初めての太陽光発電システムが宮城県白石市の市立白石第一小学校に完成した。同校のほか、太陽光発電システム取り付け費用の助成第1期分として宮城県1校、岩手県4校、福島県5校が決まっている。コカ・コーラ復興支援基金の助成は、1校あたり3000万円までとなり、防災機能を備える太陽光発電システム(出力20kWが上限)と、蓄電池(容量16kWh相当が上限)について、必要な設備一式を設置する費用全額を負担する。被災地の子供たちがクリーンエネルギーを教材にした環境教育を受けられるようにすることが狙いとなる。
白石第一小学校では太陽光発電のモニター前で6年生児童が参加してテープカットを行い、モニターを点灯して完成を祝った。完成式典には全校児童が出席し、地元のコカ・コーラ製造・販売会社、仙台コカ・コーラボトリングの社長が助成について説明。同校校長が児童に「環境問題を学び、エネルギーについて考えてほしい」などと話した。
助成は今回の11校を含め、2014年3月まで3期に分けて計50校を予定。今後、2012年9月から第2期の対象校を募る。コカ・コーラ復興支援基金は、日本コカ・コーラの親会社、米ザ・コカ・コーラ・カンパニーが、2011年3月の震災直後にコカ・コーラ教育・環境財団内に設立した。コカ・コーラは被災地に総額25億円以上を支援している。【日本コカ・コーラ(株)】