一般財団法人環境イノベーション情報機構
有害廃棄物等の環境上適正な管理に関するフレームワーク策定のための第1回専門家会議 開催
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2012.04.24 【情報源】環境省/2012.04.24 発表
環境省は、平成24年4月17日から20日にかけて東京で開催した「有害廃棄物等の環境上適正な管理(ESM)に関するフレームワーク策定のための第1回専門家会議」の結果概要を取りまとめ公表した。会議には、海外の専門家、バーゼル条約事務局、環境省、外務省、経済産業省、国内有識者、NGO等約45名が参加。開発途上国におけるリサイクル産業の発展やリサイクル価値の高い有害廃棄物の需要に伴い、有害廃棄物の越境移動をより適正に管理することが必要となっていることから、関連するESMのガイドラインや既存のメカニズムを基にESMの要素・構成について検討を行うとともに、ESMフレームワークに含まれるべき項目となる[1]条約全体としてESMに取組むための前文・基本概念(廃棄物の発生抑制、リサイクルの推進 等)、[2]ESMを実施するために構成されるべき共通分類(優先すべき廃棄物の種類、ESMの基準・標準化 等)、[3]運用可能なESMのための手段・方策(ESMの能力開発、既存のガイドラインの活用 等)について議論を行った。
その結果、平成24年9月に開催予定のバーゼル条約第8回公開作業部会に向けて、ESMフレームワーク案の策定が行われることになった。【環境省】