一般財団法人環境イノベーション情報機構
BSIジャパン、FSC認証で世界的なサステナビリティー団体と提携してサービス開始
【エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2012.04.09 【情報源】企業/2012.04.05 発表
BSI(英国規格協会)の日本法人、BSIグループジャパンは、森林認証制度のFSC(森林管理協議会)認証業務に関して、世界的なサステナビリティー(持続可能性)団体のレインフォレスト・アライアンス(米国ニューヨーク)と業務提携し、認証サービスを始める。FSC認証のうち、CoC(加工流通過程の管理)認証を手掛ける。レインフォレスト・アライアンスは、25年間にわたって農業、林業、気候変動などの分野で持続可能性の基準を開発・促進してきた。FSCの創立メンバーでもあり、無差別な森林の消費や非合法な伐採を防止し、責任を持って森林を維持・利用することや責任ある森林管理の基準を提唱。森林の生態系を保護する方法を開発している。
BSIジャパンは、第三者認証サービスの業務を拡大するため、森林保護の実績があるレインフォレスト・アライアンスと提携してFSC認証業務を展開することにした。FSC認証は、責任ある森林管理が行われていることを第三者機関が認証する制度で、環境、経済、社会の各観点で持続可能な森林管理を推進することが狙いになっている。
FSC認証はCoC認証とFM(森林管理)認証の2種があり、BSIジャパンが開始するCoC認証は、FM認証を受けた森林など管理された森林から産出された林産物の加工・流通を認証し、最終製品がFSC認証を受けた木材を使用していることを証明する。製材所、木製品加工工場、工務店、製紙会社、印刷会社、出版社などが対象となる。【BSIグループジャパン(株)】