一般財団法人環境イノベーション情報機構
デンマーク、2020年に消費電力の50%を風力エネルギーで賄う計画に合意
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.04.13 【情報源】/2012.03.28 発表
デンマーク議会は、化石燃料からの脱却とグリーンエネルギーへの転換を目指す、新たなエネルギー計画に賛成多数で合意した。この計画では、2020年までに消費電力の50%を風力エネルギーで賄い、エネルギー消費量を2006年比で12%以上削減するとの目標を掲げ、気候やエネルギーに関する政策の枠組を策定するとともに、2050年までの方向性を示している。これによって、2020年までにCO2の排出を1990年比で34%削減できるという。また、大規模な洋上風力発電施設の設置やバイオマスへの投資など、世界で最もエネルギー効率の優れた国としてさまざまな政策を打ち出した。気候・エネルギー大臣は、「グリーンエネルギーへの転換には光熱費の上昇などコストが伴うが、エネルギー消費量の減少などで、結果的には節約できる」としている。また、化石燃料の価格高騰に備えることにもなり、雇用の創出にもつながるという。【デンマーク気候・エネルギー省】