一般財団法人環境イノベーション情報機構
パナソニック、従業員の節電成果を反映して被災地の大船渡市教委にLED電球を寄贈
【環境一般 CSR】 【掲載日】2012.04.02 【情報源】企業/2012.03.28 発表
パナソニックは、グループの従業員が今冬に各家庭で「冬の節電アクションプラン」として取り組んだ節電の成果を反映し、前年の実績から削減できた電力使用量の1%相当の節電効果がある572個のLED(発光ダイオード)電球を、東日本大震災被災地の岩手県大船渡市教育委員会に寄贈した。同市内の小・中学校で利用してもらう。パナソニックはこの冬、工場やオフィスの節電に加え、冬の節電アクションプランと名付け、2011年12月19日〜2012年3月30日に従業員の家庭での節電活動を展開。グループの労働組合連合会と共同で推進した。1万1920人の従業員が社内のイントラネットで1、2月の電気使用量、前年との比較、節電内容を自己申告して成果が分かった。
従業員の家庭1世帯当たりの平均節電量は月35.87kWhで、電気使用量は前年比5.38%減となった。パナソニックは節電の総量を基に、その1%分の節電効果を白熱電球からの置き換えでもたらすLED電球(60W形相当)を572個と割り出した。太陽光パネルで発電した電気を蓄電池にためて使うLED光源のソーラーランタン100台も贈った。
全国各地の原子力発電所が運転停止していることに伴い、今夏と来冬も電力事情が厳しくなると予想されることから、パナソニックは今後も節電アクションプランを継続し、従業員家庭に自主的な節電を求める。今冬と同様、今夏に第2弾、来冬に第3弾として、節電成果の一部に相当するLED電球を震災被災地に寄贈することにしている。【パナソニック(株)】