絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する点検結果　公表

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.03.27 【情報源】環境省／2012.03.27 発表

　環境省は、平成24年3月27日、絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する点検の結果を取りまとめ、公表した。
　点検は、[1]我が国の絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する点検と、[2]希少野生生物の国内流通管理に関する点検の2つに分けて実施。
　我が国の絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する点検では、環境省レッドリストの絶滅危惧種（絶滅危惧I類及びII類）を対象として、減少要因や既存の関連する制度による保全状況を把握し、専門会議に諮った結果、絶滅危惧種の保全の優先度に関する提言を受けるとともに、種の特性や減少要因に応じた効果的な保全の推進や、保全のための情報収集及び連携体制整備等の必要性であるとの提言を受けた。
　また、希少野生生物の国内流通管理に関する点検では、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律（種の保存法）に基づく「国内希少野生動植物種」及び「国際希少野生動植物種」を対象として、国内の流通管理の状況や違反事例等を把握し、専門会議に諮った結果、国内流通管理に関する基本的な考え方に関する提言を受けるとともに、罰則や登録制度の運用強化、規制の範囲の検討や普及広報の推進等の必要性に関する提言を受けた。【環境省】