一般財団法人環境イノベーション情報機構
旧緊急時避難準備区域(南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町)の放射線モニタリング測定結果 一部まとまる
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.03.19 【情報源】環境省/2012.03.19 発表
環境省は、平成24年3月19日、旧緊急時避難準備区域(南相馬市、田村市、川内村、広野町、楢葉町)の放射線モニタリング測定結果を一部とりまとめ公表した。今回の測定は、旧緊急時避難準備区域の復旧を支援するための放射線モニタリングアクションプランに沿って実施しているもの。
今回公表したのは、自治体の要望を踏まえて、1月に実施した河川・水源地のモニタリングの測定結果。
調査結果は以下のとおり。
<水質>
放射性ヨウ素(ヨウ素131):不検出(検出下限値:1Bq/L)
放射性セシウム:セシウム134 不検出(検出下限値:1Bq/L)
セシウム137 不検出(検出下限値:1Bq/L)
※「原子力施設等の防災対策について(原子力安全委員会)」飲食物の摂取制限に関する指標 (飲料水)
放射性ヨウ素(ヨウ素131):300Bq/kg 以上
放射性セシウム(セシウム134、セシウム137 合計):200Bq/kg 以上
<底質>
放射性ヨウ素(ヨウ素131):不検出(検出下限値:30Bq/kg(乾泥))
放射性セシウム:
セシウム134 60 〜 17,000Bq/kg(乾泥)
セシウム137 79 〜 22,000Bq/kg(乾泥)
併せて、水質・底質採取地点近傍の周辺環境を確認するため、河川敷等の土壌の放射性
物質の濃度及び空間線量率の測定を実施したところ、結果は以下の通りであった。
<土壌>
放射性ヨウ素(ヨウ素131):不検出(検出下限値:30Bq/kg(乾))
放射性セシウム:
セシウム134 120 〜 67,000Bq/kg(乾)
セシウム137 160 〜 87,000Bq/kg(乾)
<空間線量率>
0.18〜4.90μSv/h
【環境省】