一般財団法人環境イノベーション情報機構
神栖市の地下水監視調査 ジフェニルアルシン酸の調査結果公表 再度確認調査でも検出
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2012.03.19 【情報源】環境省/2012.03.16 発表
環境省は、茨城県神栖市のモニタリング孔の秋季における地下水調査(平成24年1月下旬)において、ABトラック外の南西地域に設置してあるモニタリング孔(M22)から、最大0.002mg/リットル(ヒ素換算値)のジフェニルアルシン酸(DPAA)が検出されたのを受けて2月下旬に再度確認調査したろころ、0.001mg/リットル(ヒ素換算値)のDPAAが検出されたことを明らかにした。同市のモニタリング孔の地下水調査は、平成16年度から地下水汚染範囲の監視を目的に、年4回(季節ごと)定期的に実施されているもの。
環境省では、今回の調査結果を受けて、[1]飲用自粛範囲外のM22孔から南側に概ね200〜600メートル圏内(別図参照)の全ての飲用井戸の調査、[2]飲用自粛範囲外のM22孔から南側に概ね200〜600メートル圏内(別図参照)の井戸水の飲用等の自粛指導、[3]仮設給水所の設置−−の対策を講じるとしている。
また、その後は、専門家の意見を踏まえて、井戸水が汚染されている可能性のある範囲を決定したうえで、当該地域周辺で新たなモニタリグ孔を設定し、継続的なモニタリングを実施するとしている。【環境省】